三月十五日(金)新居幼稚園で修了証書授与式が行われた。 今年度は男児三十八名、女児三十二名の合計七十名が卒園を迎えることとなった。 式典が始まり修了証書授与式では、担任の先生から名前を呼ばれると園児らは館内いっぱいに響くほどの大きな声で「ハイ」と返事をし、園長先生から修了証書を受け取っていた。 また三年間の歩みを振り返る「思い出のアルバム」では入園式から運動会、発表会など写真が映し出されると、園児だけでなく保護者も一緒になって当時を振り返っていた。 最後に園児から「先生方いろいろお世話になりました。僕たち私たちは一年生になっても頑張ります。」と全員が声を合わせてお別れのことばを伝えていた。 また同日白須賀幼稚園でも修了証書授与式が行われ、二十四名の園児が修了となった。 緊張した様子で園長先生から修了証書を受け取ると、振り返って友達や保護者に向かい三年間の思い出を大きな声で発表していた。
三月十日(日)新居地域センターのホールで、新居地区芸能祭が開催された。 新居小学校の器楽部の演奏で始まった芸能祭は、新居中学生の舞踊や琴、三味線などの演奏のほかに一般のグループによるコーラスや吹奏楽、語りべなどいろいろな演目が披露された。 新居吹奏楽団の演歌大メドレーでは知っている曲が演奏されると会場からは口ずさんでいる声が聞こえてきたり、放送劇団コスモスの「モチモチの木」では会場がシンと静まり返り、物語の中へ吸い込まれているように聞き入ったりしていた。 また二月二十三日(土)にも白須賀南部構造改善センターで第二十二回白須賀芸能祭が行われ、大勢の地元住民が来場した。 午前は白須賀幼稚園・小学校・中学校の部で生徒らが合奏や劇を披露し、午後は一般の部となり民謡やフラダンスなど披露された。 終始盛り上がりを見せた芸能祭は最後に会場にいた全員で白須賀音頭を踊ると、会場が一体となり白須賀地区の絆を深めていた。 どの会場でも日ごろから練習を積み重ねているせいか、みんな緊張しながらも堂々と披露することができ、演目が終わるたびに会場から惜しみない拍手が沸いていた。
三月十一日は東日本大震災から二年が経ち、湖西市では夜間避難訓練が実施された。 地震はいつ、どこで発生するか分からないため、今回は冬の夜間での発生を想定し行われた。 十九時に地震発生のサイレンが鳴ると、住民らは一斉に自宅近くの避難場所へ避難を開始した。 柏原地区では避難場所の新居高校へと足早に避難すると、避難時間に応じて色の違う付箋を渡された。 付箋は津波が発生した場合に間にあるかどうかの判断とされ、避難に時間が掛かっている人もいた。 今回は停電していないため街頭の光で避難しやすかったが、実際に地震が起こると停電し真っ暗になるので、困難が予想される。 いつ地震が発生してもいいよう、備えが必要と考えさせられた。
三月八日からおんやど白須賀で一輪挿しによる椿展が開催している。 展示してある椿は礼雲寺の前住職 加藤憲学さんが、お寺の敷地内にある約四十種類の椿から咲いている花を選んで展示している。 日によっては展示してある椿が違うので、何度も楽しめる。 今回取材に行った時には西王母や白大神楽など白や赤、桃色が映えた十二種類の椿が展示してあった。 椿展は四月中旬まで開催されており、また同時に今月末まで「写真で見る昭和の農作業」と題し、昭和三十年代の農作業の風景写真が展示されているので、是非一度見にいってはいかがですか。
3月3日はひな祭りということで、各地ではお茶会や劇が披露された。 内山保育園ではお茶の先生ら6名が訪問し抹茶を点ててくれた。 この日に備え年長組は昨年12月から鷲栖院へ10回訪れ、お茶の作法を学んでいた。 その成果もあってか、お茶を運ぶ姿勢も手をしっかりと伸ばしてお茶碗を持ったり、「お茶をお上がりください」と心を込めて挨拶したりととても礼儀正しく出来ていた。 静かな雰囲気の中、お茶をいただいた園児や先生方も年長組の緊張が伝わったのか背筋を伸ばして座り、作法にのっとりながら抹茶を味わっていた。 また湖西市子育て支援センターでも3日(日)ひなまつりの会が行われ、親子合わせて117名が参加した。 職員が五人囃子に扮し、鍵盤ハーモニカで「春の小川」や「花」の演奏で会が始まった。 エプロンシアターと題した指人形では、職員らによって面白くアレンジされた劇に参加者らは笑いながら見入っており、「バナナ体操」では音楽に合わせて軽快に身体を動かし、終始楽しい時間を過ごしていた。